物部菟代宿禰
- 名前
- 物部菟代宿禰【日本書紀】(もののべのうしろのすくね)
- 菟代宿禰【日本書紀】(うしろのすくね)
- 生年月日
- ( ~ 雄略天皇18年8月10日)
- 没年月日
- (雄略天皇18年8月10日 ~ )
- 出来事
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雄略天皇18年8月10日
朝日郎は官軍が来ると聞いて伊賀の
青墓 で迎え戦った。
自ら射撃の上手さを誇って官軍に「朝日郎の相手をするのは誰か」と言った。
その放つ矢は二重の甲 を貫いた。官軍はみな恐懼した。
菟代宿禰は敢えて進撃せずに対峙すること二日一夜。
物部目連は自ら大刀をとり、筑紫の聞 の物部大斧手に楯をとらせ、雄叫びをあげて進んだ。
朝日郎は遠くから眺めて大斧手の楯と二重の甲を射通した。さらに体にも一寸入った。
大斧手は楯で物部目連を守った。
目連は朝日郎を捕えて斬った。菟代宿禰は完遂できなかったことを恥じて七日間復命しなかった。
【日本書紀 巻第十四 雄略天皇十八年八月戊申条】
天皇は侍臣に「菟代宿禰はなぜ復命しないのか」と問うた。
讃岐田虫別という人が進み出て言うには「菟代宿禰は二日一夜の間怯えて朝日郎を捕えることは出来ませんでした。そこで物部目連が筑紫の聞の物部大斧手を率いて朝日郎を捕えて斬りました」と。
天皇はこれを聞いて怒り、菟代宿禰の所有する猪使部 校異:猪名部を奪って物部目連に賜った。
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