馬飼歌依
- 名前
- 氏(ウジ):馬飼【日本書紀】(うまかい, うまかひ)馬飼
- 姓(カバネ):首【日本書紀】(おびと)
- 名:歌依【日本書紀】(うたより)
- 性別
- 男性
- 没年月日
- 欽明天皇23年6月
- 配偶者
逢讃岐 【日本書紀 巻第十九 欽明天皇二十三年六月是月条】
- 子
- 出来事
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欽明天皇23年6月
ある人が馬飼首歌依を讒言して「歌依の妻逢臣讃岐の下鞍に異なるところがあり、よくよく見ると皇后の御鞍です」と。
【日本書紀 巻第十九 欽明天皇二十三年六月是月条】
すぐに捕えて官吏に渡し、厳しく問い質した。
馬飼首歌依は言い訳して誓って言うには「嘘です。真実ではありません。もしこれが事実であれば必ず天災を被るでしょう」と。
遂に拷問されて地に伏して死んだ。
死んで間もない時に、急に大殿に火災があった。
官吏はその子守石と名瀬氷を捕縛して火中に投げ入れようとして「火に投げる刑は、おそらく古の制である」とある。呪って言うには「我が手が投げるのではない。祝の手が投げるのである」と。
呪い終って火に投げ入れようとした時に、守石の母が祈請して「子が火中に投げ入れれば天災がやって来るでしょう。どうか祝人に付けて神奴 にして下さい」と言った。
それで母の願いにより、許されて神奴とした。
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