調伊企儺
- 名前
- 氏(ウジ):調【日本書紀】(つき)
- 姓(カバネ):吉士【日本書紀】(きし)
- 名:伊企儺【日本書紀】(いきな)
- 性別
- 男性
- 没年月日
- 欽明天皇23年7月
- 配偶者
大葉子 【日本書紀 巻第十九 欽明天皇二十三年七月是月条】
- 子
- 出来事
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欽明天皇23年7月
河辺瓊缶に従い新羅と戦うが大敗、虜となってしまう。
調吉士伊企儺は、人となりは勇烈で遂に降伏しなかった。
新羅の闘将は抜刀して斬ろうとした。
無理に褌 を脱がし、尻臀 を日本に向けさせて、大声で「日本の将、我が尻を喰らえ」と叫ばせようとした。
即ち「新羅の王、我が尻を喰らえ」と叫んだ。責められても前の如く叫んだ。
これにより殺された。
その子舅子は父を抱いて死んだ。
伊企儺の言葉を奪い難きことこのようであった。
これを諸将も惜しんだ。
その妻大葉子も虜となった。悲嘆にくれて歌を詠んだ。「
柯 羅 倶 爾 能 基 能 陪 儞 陀 𦤶 底 於 譜 磨 故 幡 比 例 甫 囉 須 母 耶 魔 等 陛 武 岐 底 」ある人が答えて
「
柯 羅 倶 爾 能 基 能 陪 儞 陀 陀 志 於 譜 磨 故 幡 比 禮 甫 羅 須 彌 喩 那 儞 婆 陛 武 岐 底 」と。
【日本書紀 巻第十九 欽明天皇二十三年七月是月条】
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- 関連
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